商標登録の基礎知識
更新登録のQ&A
国内の商標登録について、よくある質問と回答を作成しました。
- Q. 商標権の更新登録ができる期間はいつですか?
- A.
原則として、商標権の存続期間の満了日の6ヶ月前から満了日までに行わなければなりません。満了後6ヶ月以内でも更新申請を行うことができますが、特許庁に通常の2倍の印紙代を支払う必要があります。
- Q. 更新登録をするにはいくらかかりますか?
- A.
商標権の更新登録に必要な費用は、76,600円(1区分・10年分の登録料を納付する場合)です。詳しくは、料金表をご覧下さい。
- Q. 更新登録の申請にはどのくらいの期間がかかりますか?
- A.
更新登録申請書類の作成及び提出するまでの期間は、おおよそ1~3日です。
- Q. 更新登録の申請が登録されるまでの期間はどのくらいですか?
- A.
商標権の更新申請が特許庁内の登録原簿に反映されるまでには、更新登録申請書類の提出後、1週間前後かかります。また、商標権の更新申請が登録されたことが特許庁から通知されるまでには、書類提出後、3週間前後かかります。
- Q. 出願手続を依頼した特許事務所でなくても更新手続を依頼できますか?
- A.
もちろんできます。他の特許事務所を利用して登録した商標について、更新登録から弊所にご依頼いただくことができます。
- Q. 更新登録をするために必要な書類(委任状等)はありますか?
- A.
委任状等の書類は、原則として必要ありません。
※商標の登録後又は前回の更新手続後に住所変更や譲渡等があった場合、登録名義人の表示変更を行う必要があり、表示変更を行うためには委任状が必要となります。
- Q. 更新登録をするために必要な情報はありますか?
- A.
更新登録をするには、更新する登録商標を特定する必要があります。従って、登録番号や権利者名等が必要となります。
- Q. 更新登録の時期になると、特許庁から通知が届きますか?
- A.
原則として、特許庁から更新登録の時期を案内する通知は届きません。従って、更新登録ができる時期を逃さないように十分な注意や管理が必要です。
- Q. 更新登録をしなかった場合のリスクは何ですか?
- A.
商標権の更新登録をしなければ、商標権は消滅します。商標権が消滅した後は、他の人が消滅した商標権と同じ商標を同じ商品・サービスに対して登録することができます。つまり、商標権の消滅後には他人から当該商標の使用の差し止めを訴えられる可能性があります。このため、今後も使用する予定のある商標は必ず更新登録することをお勧めします。
- Q. 自社の登録商標が管理できていない場合、どうすればいいのでしょうか?
- A.
無料でリストを作成し、更新登録の時期をご案内することができます。一度ご相談下さい。